1.歩道橋
さっきまで青かったはずの空
もう既に明日が来るのを怖がる
未来にも過去にも縛られたくはない
もう少し今が鮮やかになればいい
しゃべくり倒す髑髏達
自分はいつも蚊帳の外
誰も知らない事学んでは
優越と劣等の渦の中
いつまで自分を殺してんの
言いたい事があるんならさっさと言えよ
いつまで自分を偽ってんの
憧れと自分のズレ見て見ぬふり
いつも何かが不安で
ダサいダサいとそれも殺して
やり場もなく強がった
風が冷たく見てた歩道橋
やりたい事もあったのに
愛してくれた人もいたのに
漠然と何か悲しくて
イヤホンを取り出した歩道橋
俺が誰かに向けて何かを伝える
通り過ぎてく車の群れ
自分の全てを大切にして欲しい
そんな奴が1番綺麗で好きなんだ
いつも何かが不安で
ダサいダサいとそれも殺して
やり場もなく強がった
風に冷たく溶けた歩道橋
君は多分何か知っていて
俺には何もわからなくて
悩みが時計に溶け込んだ
ライトが照らす夜の歩道橋
流石に少しは変わった
あの時よりは少しわかった
でも風はまだ冷たいな
いつまでもそうなのか歩道橋
2.オモチャのクルマ
オモチャのクルマで遊ぼう
今すぐ引っ張り出して
オモチャのクルマで遊ぼう
そんな夢を見たから
オモチャのクルマで遊ぼう
クローゼットの中にあるはずさ
オモチャのクルマで遊ぼう
子供の頃に戻ってさ
君は紫のやつで 俺は青いやつさ
そんな夢を見たから
ただそれだけさ
子供の頃集めてた缶バッジ
お互い好きなの選ぼう
遊んだらそのまま眠ろう
明日は昼まで寝てよう
君は紫のやつで 俺は青いやつさ
そんな夢を見たから 幸せだったから
ベッドの中2人で笑いあえればいい
俺たちはそれだけで満たされていたから
Are you ready?
3.寒い
あの年最後に出かけた日の帰り道
母親と歩く子供がはしゃいで言った
「青い靴なんて初めて履いたの僕」
笑ってた 走ってた 笑ってた
あの年貰った最後のプレゼント
子供から大人になった時があるなら
窓も閉めてるし気分は最高なのに
何故だか妙に震えが止まらないのさ
今日は Windy Windy 寒い
Rainy Rainy 寒い
ヒュルリララ ラリラリラ ラリラリラ
Windy Windy 風の
Junky Junky 虜
ヒュルリララ ラリラリラ ラリラリラ
あの年最後に雨が降った冬の夜
光る何かが目の前飛んでいって消えた
今思うとあれが眠ってる女の子だったんじゃ
ないかと思う
無いか、と思う
今日はWindy Windy 寒い
Rainy Rainy 寒い
ヒュルリララ ラリラリラ ラリラリラ
Windy Lady 風の
Junky Junky 虜
ヒュルリララ ラリラリラ ラリラリラ
4.サーカスナイト
友達がオモチャ屋で
買ったボードゲームで
朝まで遊ぼう
飲みたきゃ飲んだらいい
どっちだっていいぜそんなもの
ここにはルールなんてないよ
きっと悲しい事もある
それでも上手くやっていけるぜ
俺たちの前で夜が踊ってる
悲しくて楽しすぎる サーカスナイト
俺たちはずっと縛られた中で
自由を探してる
立体駐車場で
バカ騒ぎしていたんだ
全てがどこか可笑しくて
真っ逆さまな気分で
宛もなくドライブへ
何も無い場所がいいんだ
きっと一緒にいたとしても
それぞれ別の色に見えていて
俺たちの前で夜が歌ってる
明日から逃げる様に サーカスナイト
俺たちはずっと縛られながら
幸せを探してる
自由に生きたいだけさ
5.写真
眠れない夜に写真を見返す
傷だらけの腕
思い出が光る
君も目を覚まし
一緒に眺める
気づいたら朝で
僕ら家を出る
いつからか大切になっていた
宝物は簡単に手に入る
2人は笑顔で写真を見返す
覚えている事
覚えていない事
君は呟いた 形にしたいと
この風景も
この幸せも
ピカソよりも シャガールよりも
鮮やかな色で この手に残ってる
気づいたら朝で
僕ら家を出る
歩いて出かけよう
美術館に行こう
歌い出すのはいつものあの曲
声を高らかに
ルルリラ リラララ
6.Slender Man Drive
雨の夜の中 君とドライブしてる
赤黄色緑色のライトに窓の水滴が照らされる 語ってる 将来の事とか
やがて車は森の中に入って
こんな怖い道なら お化けの1つや2つ出ても おかしくない おかしくない
顔の無いソイツは タキシードを着て
沢山の手で 何も知らない 子供をさらっていくらしい
森を抜けたら 道は明るいはずさ
僕らが全て 知っている訳では無いけど 悲しいね どう見ても キレイだぜ 僕達は 大丈夫さ 化け物が
もし本当にいるのなら 世界は不思議だね
もし本当はいないんだったら 人は不思議だね
君と語る 将来の事とか 暗い雨の 森の中 車の中
7.轟
雨上がり 香る空を
眺めてる 君は何を待ってる?
黄色い蝶々が舞い込んだ
電車の中眠っていた
綺麗な夕空の下
僕は何を思ってる
雨にまで泣かされて僕は走り出した
降る雪と春霞 季節の変わり目に
雨上がり 人だかり 回りは馬鹿ばかり
月明かり 高々に 僕は育ち盛り
垂り雪 雨へと変わる
不安も恐怖も夜と雨のせい
綺麗な星空の下
僕は何を持ってる
雨にまで泣かされて 僕は走り出した
悔しくて 苦しくて それでも愛しくて
誰か今泣いている 僕と同じ様に
月明かり 高々に 高々に
昔は昔 気にしないでと言い聞かせるのは誰の為
昔は昔 気にしないでと言い聞かせるのは僕の為
雨にまで泣かされて 僕は歌い出した
ヒュルリララ タラリララ
黒い空の下
雨にまで泣かされて 夕日を見上げては
ただ願う ただ願う
貴方に会いたいと
8.キリがない
紫色の空を青い部屋で 黄色い髪の少女が眺めてる
そんなステンドグラスの絵が頭に
浮かんだ夜 ベッドの中
頭の中の羊は柵を飛ばず 君の掌で踊りたがる
この素敵な夜 真っ暗闇は
秘密基地 いびつに見る夢
朝が来るまで 身体を休めて
世界と僕の 呼吸を合わせる
嫌なことも 面倒くさいことも
ベッドの中に沈んでいく
誰にも 教えたくない この気持ちは
僕の世界に繋がる招待状
内緒にしていたいキラキラした宝物
隠したい 教えたい 繰り返し
もうキリがない キリがない キリがない
曲が終わるまで 手と手を繋いで
ガイドするから 冒険しよう
僕ら光に包まれて踊る
目を覚ましたら また始まる
誰にも知られたくないその気持ちも
大切な君だけのセカイのカケラ
拾って集めて固めて並べて
見てみたい? 見たくない? 見てみたい?
何気無い その言葉も あの曲も
僕の世界に繋がる招待状
おいでよ 眠る少女ともてなしてあげる
隠したい 教えたい 繰り返し
もうキリがない キリがない キリがない でも
もう霧はない 霧はない 霧はない
9.太陽を狙って
あぁ 少し 目が覚める
昨日の失敗を思い出す
今日は何も無いのか
カーテンを少し開けてみる
狭い部屋 時間も忘れて
スヤスヤ 眠る君
2人なら最強になれる
そんな気がしている
ほら太陽が登ってきたよ
全てのものを照らす
目にうるさいわ 撃ち落としましょう
君は眩しく笑った
さぁ 狙いを定めて
轟音が風を切り裂いて
光に包まれていた
あぁ ちょっと不安もあるけど
ずっとこのままでいさせて欲しい
冗談でも死にたいなんて言わないでくれ
どうしても必要なんだ 今
生きていて 1番楽しい
あまり無いけど全部 あげるから
あぁ 太陽に背を向けた君
影になって見えない
もう少しだけ眠ってたいの
君は隠れて 呟く
あぁ 太陽はいつでも1つ
僕も君を照らそう
ずっと貴方の傍にいさせて
君が銃をくれた
悲しい未来を狙って